はじめに:若いうちは資産形成が難しい…?
「まだ収入が少ないし、資産形成なんて無理…」
そう思っていませんか?
20代・30代は仕事も生活もまだ安定していない方が多く、「貯金する余裕がない」「投資って怖い」と感じてしまいがちです。しかし、実はこの時期こそ資産形成の“黄金期”。少額でも早く始めることで、将来の安心感は大きく変わります。
この記事では、収入が少ない20〜30代でも無理なく始められる資産形成の方法と考え方を解説します。
Step1:収入が少なくても「先取り貯蓄」で自動化を
まずは資産形成の基本、「貯める力」を身につけましょう。
ポイントは、先取り貯蓄です。
✅ 給与が振り込まれたらすぐに、一定額を貯蓄用口座に移す。
✅ 金額は手取りの1割(例:手取り20万円 → 月2万円)を目安に。
銀行の自動積立定期や、証券口座の自動引き落とし機能を活用すれば、強制的にお金を残せる仕組みが作れます。
Step2:「使うお金」にメリハリをつける
若いうちは交際費や趣味にお金を使いたくなるもの。しかし、ここでのポイントは消費・浪費・投資を分けて考えること。
区分 | 例 | 将来への影響 |
---|---|---|
消費 | 家賃・光熱費・食費 | 必要不可欠だが戻らない |
浪費 | 衝動買い・無駄な外食 | 将来に役立たない |
投資 | 資格取得・書籍・資産運用 | 自分に返ってくる支出 |
支出の内容を見直し、「浪費」を減らし、「投資」に回すことで、お金の使い方が未来に繋がるものになります。
Step3:月1万円から始める投資で“時間”を味方に
若いうちから投資を始める最大のメリットは「複利の力」です。
たとえば、
- 月1万円の投資を年利5%で30年間続けた場合
→ 約830万円に増加(元本360万円)
一方、40代から同じ投資を20年間続けても
→ 約410万円(元本240万円)
時間が長ければ長いほど、資産は加速度的に増えていきます。
🔰 初心者におすすめの制度
- つみたてNISA(新NISAにも対応)
→ 少額・長期・分散投資ができ、年間投資枠も拡大中 - インデックスファンド
→ 世界全体に投資できる「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」など
Step4:収入アップのための“自己投資”を
資産形成は「貯める」「増やす」だけでなく、「稼ぐ力」も大切です。
20代・30代は、スキルアップや副業に挑戦しやすい時期。たとえば:
- 資格取得(簿記・FP・Webデザインなど)
- ブログ・SNSでの情報発信
- プログラミング・動画編集などの副業スキル
副業で月3万円収入が増えれば、それを全額投資に回すことで資産形成スピードは何倍にもなります。
Step5:お金のリテラシーを「習慣」で高める
知識ゼロからの資産形成には、「学びの習慣」が不可欠です。
📘 おすすめの学習法:
- 書籍:『お金の大学』(両学長)、『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』
- YouTube:リベラルアーツ大学、バフェット太郎の投資チャンネル
- Voicy:ちきりんの社会派トーク、資産形成系パーソナリティ
「1日10分」でも、お金の知識をコツコツ積み重ねることで、意思決定の精度が圧倒的に変わってきます。
まとめ|20代・30代は“今が資産形成のチャンス”
・貯蓄は「先取り」で自動化
・支出にメリハリをつけて浪費を減らす
・投資は月1万円から。つみたてNISAでOK
・自己投資で収入アップも狙える
・お金の学びは日常に取り入れる
収入が少なくても、始めるのに「早すぎる」ことはありません。
むしろ、少額でも「今」始めることが、10年後の安心を作る最大の武器です。
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